年内の学生募集状況はいかがでしたか?
今年も残すところあと僅かとなりました。現時点までの募集の状況はどのようなものでしたでしょうか?ここまでの募集状況によっては今後の学校経営にも大きな影響があるのは間違いありません。
もはや年内募集へ力を入れるのは専門学校だけではない
12月までの年内募集(入試)に特に力を入れている学校は?と言えば、ブランド力の弱い大学や専門学校と言うのが一般的でした。しかし、先日ニュースにもありましたが、現在はその他の大学等でも年内入試に力を入れるところが明らかに増え、専門学校等へも大きな影響を与える環境となっています。
今後ますますこの傾向が進む事が想定されるため、今まで以上にブランド力の弱い大学や専門学校は早期出願への戦略を検討する必要が出てきたと言えます。私が学校広報の現場にいた時でも既に年内にある程度の出願を獲得できなければ年明けの出願はあまり見込めない時代でしたので、これがますます顕著になると考えています。そういう意味でも年内の12月まで…、実際にはもっと早い時期までに出願意思を固めてもらう必要がある事になります。
少なくとも早期に出願者を獲得したいと考える競合がさらに増えてくるわけですので、一部の学校にとってはかなり厳しい広報環境となるでしょう。
早めの行動だけでは意味がない
上記を踏まえまして、年内のイベント回数をさらに充実させよう!という学校も出てくるでしょう。もちろんこれはこれで間違いではありませんし、それこそかなり前からほぼ毎日何かの募集イベントをやっている専門学校などもあるわけです。そういう学校にも対抗するには同じようにするしかないと考えるのも不思議ではありません。
ただ、イベント回数を増やすだけが方法でもありません。目的をはき違えてはいけないのですが、早い時期に学校に来てもらったから入学するわけではありません。あくまでその学校に入りたいと感じなければ、どのような時期にイベントを集中させてもそれほどの意味はないのです。もし、現時点でオープンキャンパスなどのイベントにおける効果がそれほど感じられない場合には、そのようなイベントを増やしたところで結果に結びつくわけでもないのはお分かりでしょう。入学の決定打とするための要素が足りないわけですのでその点のテコ入れが重要となります。言い換えれば、回数よりも質こそが重要となってきます。もちろん質を高くして回数を増やせるなら、それに応じた効果も表れるでしょう。
自分の学校が負けていると思う場合にはファン化戦略が有効
ファン化戦略という言葉を私のXでも頻繁にポストしていますが、私は今後どのような状況になっても学校が生き残れる戦略としてファン化戦略を推奨しています。1年後でも10年後でも同じ事を言うでしょう。なぜならか高い確率で結果を出せる戦略だからです。もちろんファン化戦略がうまくいけばというのは前提となりますが、ブランディングなども含めて今一つの学校にとっての最後の砦となる戦略であるという考えです。
ファン化戦略については当サイトのブログでも何回も書いていますので検索窓より該当記事を探して頂ければと思いますが、ファン化戦略の考え方は極めてシンプルです。好きになってもらえれば、多少のマイナス要素などは気にしないでくれるはずという考えに基づいています。皆さん自身にも何かのファンである(あった)という経験があるでしょう。その方を思い浮かべればわかるはずです。そういう方に対しては寛容になるはずなのです。好きだからこそ多少のネガティブ要素には目を瞑ってもらえるのです。元より競合校よりも強い立場であれば募集で悩む事はないわけですが、そうではないので募集がうまくいっていないわけです。そして、1年やそこらでそういう学校よりも優位に立つのはたいていは難しい(というか無理)はずですので、それならば好きになってもらうファン化戦略を進める方が早いという考えです。
ここで「ファンになってもらうにはどうすれば?」と思われるでしょう。それはさすがに本業のコンサル部分ですのでここで明かす事はできませんが、実際には学校自らが考えればその方法はいくらでも出てくるはずなのです。また好きになるきっかけは人によって様々です。必ずしもこれでなくてはいけないという事ではありません。
是非貴校ならではのファン化戦略を考えてみて下さい。一度形が決まれば後はそれを毎年バージョンアップさせていくだけで結果は持続するはずです。
本メルマガは2024年最後のブログ記事となります。1年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。なお、当方はご契約等のご質問につきましては365日受け付けておりますのでもしご質問等ありましたらお気軽にご相談ください。
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