何のためにやるのかの本質を理解しない広報施策は意味がない
学校広報においては様々な広報施策を実行すると思います。しかし、作業的に学校広報においてよくある施策を行っているだけでは学生募集において効果を上げるのは難しいと言えるでしょう。広報施策にはそれぞれそ目的があるわけですが、その本質を理解しない施策は時間の無駄であると考えています。
全ての施策には目的がある事を意識する事
どんなに小さな施策であってもそこには意味があります。これは広報に限った事ではなく、私たちが日々行う行動についても何らかの意味があります。もちろん意味もなく無意識に行動するケースもあるかもしれませんが、広報においては言うまでもなくそうあるべきではありませんし、目的のない広報施策などに時間やコストを使うのは無意味でしかありません。
ここ最近私が感じるのは機械的によくある施策を実行するケースが増えているという事です。これは日々いろいろな学校の施策を見て感じる事なのですが、それを実施する目的への理解が中途半端なために起こっている事であると感じます。例えばバナー1つをとってもこの事は言えるわけです。例として色味が赤系のバナーを作ったとしましょう。そこで赤系にした理由があるはずですが、シンプルに目立つからという理由で赤を選んでいる事もあるわけです。しかし、実際には色から感じるイメージというものを人は持っているわけです。赤系はシンプルに言えばアクティブなイメージを与えます。学校で言えば活気や活力と言ったものでしょうか。そのため、体験イベント申込みなどの行動に繋げたい場合に使う色として向いている事になります。もちろんこれは一例に過ぎませんので、あえてその逆のギャップを狙う手法もありますが、基本的には色の性格を理解した上でイメージを作り上げる方が伝わりやすいと考えています。
広告を出せば良いというわけではない
先ほどの例では「色」をサンプルにしましたが広告なども同様です。ここ最近は紙媒体とWeb媒体の両方を利用する事が多いと思われますが、これも単に出せば良いわけではないのは言うまでもないでしょう。
募集がうまく行っていない学校はこの「出せば良い」の状態になっている事もしばしばです。それこそ儀式的に広告は出すものだと考えている学校も多いと感じます。
もちろん広報施策として広告を出すのは一般的ですのでその事そのものを否定するわけではありません。しかし、その広告を何のために出すかの本質を理解していないのであればそれは無駄になってしまう事になります。これは高校訪問などを新規に実施する学校にも同じように言えると考えています。
資料請求が少ないから広告を増やす、募集状況が悪いから高校訪問を開始する…間違えていないように見えますが私の中では「0点」に近いレベルの間違いです。何故なら本質が理解できていないからです。資料請求が少ない理由、そして学生が集まらない理由について考えていないのです。全ての事象には必ず理由があります。資料請求がなぜ少ないのか?そして学生がなぜ集まらないのか?を無視したアクションなど「仕事をやっているつもり」でしかないのです。
テンプレートをいじるかのように、よくあるアクションを取るのはコストの無駄です。問題の本質を理解しようとしない広報活動などそれこそ学校の寿命を短くするだけでしょう。
貴校が行う施策は何を目的としてやるのか?そのためにやるべき事はもっと他にあるのではないか?という事を常に意識する事で普段とは異なった施策が生まれるかもしれません。そうする事で貴校の募集にも変化が訪れる事でしょう。
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