学生募集の戦略と戦術を明確化する

貴校では学生募集における戦略と戦術を明確化しているでしょうか?きちんとした戦略に基づいた戦術を実行しなければなかなか思うような結果はついてきません。きちんとこれらを意識した広報戦略を立て戦術を行使していきましょう。

学生募集における戦略と戦術とは?

戦略と戦術は似ている言葉でもあるため良く分からないという方もいると思いますのでここでおさらいをしておきましょう。

  • 戦略
    学生募集の方向性などの大まかな方針。
  • 戦術
    実際に戦略を実現・達成するための具体的な施策。

それぞれ例として出すならば戦略については「女子学生を増やす事で全体的な入学生を底上げする」などがあり、戦術としては「女子高を中心とした高校訪問を新規に行い見込み層を獲得する」などがあります。

つまり戦略あってこその戦術である事が分かると思います。時として学生募集が上手くいっていない学校の場合にはこの戦略部分が曖昧で、とにかく入学生を増やせとばかりにアクションを起こす所もあります。分かりやすいもので言えば広告を増やすなどです。

言うまでもなく明確な戦略の元に計画された広報戦術と、行き当たりばったりで行われた施策では効果が変わってしまうのは想像がつくでしょう。

現在募集に困っている学校の戦略を考える

ここで現在学生募集に困っているであろう学校の戦略についてモデルパターンを考えてみましょう。最大の目的としては当然ながら学生を獲得するという事になりますが方針の輪が大きすぎるとその後に続く戦術の選択肢が大きくなりすぎてかえって何をやるかに迷ってしまうものです。そこでもう少し小さい範囲での戦略を意識してみます。またそれに応じて複数の戦略を走らせるのも良いでしょう。

例として下記のようなものです。

  • オープンキャンパス参加者の歩留まりを上げる事で出願数を増やす。
  • SNSの発信力を増やして認知度を上げる。
  • オープンキャンパスのリピーター割合を増やす。

これらは具体的な方法のない方針ですので戦略となります。そしてこれらの方針において結果を出すために何をやるかが「戦術」となるわけです。イベントの歩留まり率を上げるために何を具体的にやるか?SNSの発信力を増やすにはどんな施策を取れば良いか?オープンキャンパスのリピーターを増やすにはどんな施策をすれば良いか?という事を考えるわけです。

これらがうまくかみ合ってこそ最大の結果を出す事ができるようになります。こういう事を明確に意識して策定していないと結果として時間だけ無駄に使ってしまう事になりかねないのです。

まずは行き当たりばったりの施策から明確な戦略に基づく行動を起こすようにしましょう。

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