この時期に募集状況が悪い専門学校がやるべき事
10月ともなれば2024年4月募集のおおよその数値の見立てが出来ている専門学校も多いと思われます。募集で重要な夏のオープンキャンパスの手応え次第ではかなり厳しい結果が待っていると予想される所も多いでしょう。そんなシビアな時期ではありますが、この時期に募集状況の結果がまずいと判断できる専門学校がやるべき事について今回はお話したいと思います。
今からの大逆転はまずあり得ないという事実
専門学校で広報をやっていれば言うまでもなくこの時期までの募集状況というものがとにかく重要である事は理解できるでしょう。年明けに期待したい…などと言うのはもはや気休めにもならない言葉であり、その意識が生まれている時点で貴校の募集はかなり絶望に近い事が予想できます。
では、そんな中出来る事はあるか?と言えば、細かい事で言えばいろいろとありますが少なくとも今からの大逆転というのはまずあり得ません。それこそギリギリまで進学先を決めていない方を見つけるために高校訪問を開始する学校もあると思いますが正直かなりの争奪戦となるはずです。ただ今から「初めて」高校訪問を始める学校は不利としか言いようがありませんので次年度以降の種まきとして高校訪問を考える方が建設的であると思います。
それでは諦めるしかないのでしょうか?
今の時代は進学先を決める時期が早くなっていますので実際の所で言えばあまり期待を持たせてもいけませんのでもうそれほどの伸びしろはないというのが正直な所です。だからこそ、この点を意識した上で何をやるかが重要となってきます。
次年度向けの準備を今から始めましょう
今年がダメなら来年のために…というわけで、一番建設的なのは今の段階で次年度向けの準備を開始する事です。募集結果が芳しくないという事は問題がある事を認識している事になります。年明けになるとまたいろいろと年度末や新年度準備で忙しくなるため、可能な限り年内に改めるべき点について話し合いアクションを起こす必要があります。本記事ではサンプルとして検討すべきポイントについていくつかピックアップしてみます。
- 学校案内の完成時期は本当に適切でしたか?
- オープンキャンパスの内容は専門学校としてふさわしい内容でしたか?
- 学校案内は本当に魅力的でしたか?
- DMのデザインと発送時期は適切でしたか?
- 公式サイトでの告知などきちんと出来ていましたか?
- 学生スタッフの教育はきちんとしましたか?
- 教職員の意識を統一しましたか?
- 学校にリピートしたくなる仕掛けを用意していましたか?
- 単に「楽しいだけ」の演出ではなかったですか?
- 貴校の圧倒的なファンになる仕掛けは用意していましたか?
- 友達を連れてきたいと感じてもらえるような工夫をしていましたか?
- ノベルティだけで釣っていませんか?
- 貴校に入学する理由を明確に提示していましたか?
- 貴校に入らない(出願しない)理由を軽減する努力はしていましたか?
- 記憶に残る広報戦略を考えていましたか?
- 募集スケジュールは適切でしたか?
- いつも同じメンバーだけで広報戦略を考えていませんでしたか?
- 学生(生徒)第一で常に考えていましたか?
4月のスタートでは遅すぎるという事
私のようなコンサルタントへの依頼について少し話をしますと4月スタートと言うものが多くなります。これを読んで「それはそうだろう。年度の始めなのだから。」と考えた貴方の学校はちょっと危険です。学校の経営が悪いのに何でもかんでも4月から始めるというのはあまり好ましくありません。
宣伝のように聞こえますがそうではなく、本当に4月からコンサル(もちろん私以外でも構いません)に依頼しても機会損失が多くなるだけなのです。理由は簡単で4月の段階ではその年の広報スケジュールから戦略から大部分はもう決まっているからです。そのため、出来る事はあるにはあるもののその前からの準備に比べれば限られてしまうのです。それもあり4月からコンサルタントと契約するとなると本当の意味では次の募集のための準備となってしまうのです。
例として4月からサポートをしたとして急に「イベントを追加しましょう!」と言えば多くの教職員が嫌な顔をするものです。実際には4月契約でも必要であればこういう事も提案しますが、誰しも突然予定が入るのは嬉しくないものです。そういう事もあり10月の今の時期から準備をして変更すべきところは積極的に変える必要があるのです。その上で4月を迎えれば良いスタートが切れる事になるのです。
実際にはこの時期に次の募集を見据えた準備を考える所も少なくありませんが、行動に移すか?と言えばなかなかそうもいきません。この辺は例年のスケジュールを無意識に踏まえるようになるため、今年から変えるというのは簡単なようでできないものなのです。
だからこそもしこの記事を読まれたならばこれを機会に次のための準備を始めて頂きたいと考えています。私自身この時期からサポート依頼を頂くと正直とてもやりやすいのは確かです。それはさておき、上記のリストで言えば3月中には新しい学校案内を完成させるようにして下さい。3月に完成しているかどうかでやれる事は大きく変わってくるものです。
◆著書一覧

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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