Fランクの学校が逆転するための考え方
今回はFランクの学校が募集において逆転するための考え方をご紹介いたします。なぜ「方法」ではなく「考え方」であるかは説明するまでもないと思いますが、特定の学校を前提としていれば「方法」に言及できますが、本ブログではそうはいかないため、その「方法」に至るための考え方をご紹介する事になります。
既にあるマイナスイメージの洗い出しを始める
Fランクの学校というものはそれだけで一般的にマイナスイメージを持たれているのは否定できません。しかし、実際にはそれらの学校の広報物を見るとそれこそ「一流の”すごい”学校」のようなイメージのものが多く、それもむしろ逆効果であるように感じます。ここでFランクの学校にあるマイナスイメージをいくつか書き出してみたいと思います。
- 誰でも入学できそう。
- 授業がうるさそう。
- 学生の質が悪そう。
- 先生の質が悪そう。
- 卒業してもあまり人に言いたくない。
- 就職が悪そう。
- サポートが悪そう。
- 退学率が高そう。
- 入学中に学校がなくなりそう。
いかがでしょうか?ここにあるものは私の持つFランク学校のイメージではありません。SNSなども含めてよく言われている事です。むしろここではかなり優しい言葉を選んでいますが、世の中の方のFランク学校への評価はもっときついものが多数あります。それこそ「Fランク大学は一律つぶせ!」などのようなものも以前見かけましたし「補助金など金の無駄!」というものもありました。
ここにあるようなFランクの学校へのイメージは一朝一夕で覆す事が出来るものではありません。それであれば、これを真摯に受け止めて対応策を考えるのが広報としては上策となります。
ギャップ戦略こそが狙い目です
いろいろと酷い事を書かれて気分を害された当該学校の教職員もいるかもしれませんがちょっと待って下さい。ここからが重要な話です。一般的にはFランクの学校はあまり期待をされていないわけですが、私は仕事柄いろいろな学校を見ていますので必ずしも「偏差値が高い=良い学校」という図式が成り立つわけではないという事を知っています。しかし、ほとんどの方はそういう事を理解しているわけではないため前述のリストのような悪い先入観をもってしまう傾向があります。それであれば、それを悲しがるのではなく広報に利用するのが一番であると考えています。
そこで使えるのが「ギャップ戦略」です。私がFランクの学校をサポートするのであれば、このギャップ戦略による逆転を真っ先に考えるはずです。そのキーとなる言葉が以下です。
「Fランクの学校なのに○○。」
このギャップ戦略というものは期待されていない分、その予想を覆す結果を生み出す事ができればその差が大きい程効果が高くなるというわけです。つまり、この学校に入っても「こうなれるわけはない」というものがあるとすれば、それが出来る状態に卒業時には持っていく事を学校が提示するというわけです。なお、効果は高いものの教職員の多大な努力も必要となるのは間違いありません。つまり改革レベルの努力が必要なのは間違いありません。これが人気の学校だとこの戦略は使えません。ブランド力の高い学校はある程度質が高いものであるという先入観があるため「できて当たり前」となってしまうためです。その反対にFランク大学に行っても「そんなのは無理だろう」と考えられているわけですから、それが出来た時のギャップ感は大きなインパクトとなるわけです。
では、そのギャップを感じてもらうためには具体的に何をすれば良いのでしょうか?本記事では対象の学校がないため何が出来るかどうかは私には書けません。貴校で何ができるかが判断できるのは貴校だけです。例えば今は出来ていない事でも教職員がアイデアを出し合って出来るように変えられるならそれが打開策となるかもしれません。
重要なポイントは「Fランクの学校ならこんな事は期待できるわけはない。でも、もしそれが出来るなら入学したい」と思われる要素を作り出す事です。今現在は事実と異なるイメージを抱かれている事もあると思いますが、Fランクが持たれているイメージがあまり好ましくないものだからこそ、それがプラスにふれた時のギャップは広報上の強い武器となるのは間違いありません。この改革は教職員全体で成し遂げる必要があるものですので、是非貴校の学生募集を逆転させるためにも何ができるかを話し合って頂ければと思います。
◆著書一覧

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