ネガティブ要素の洗い出しから始める学生募集対策
学生募集において強みのアピールに力を入れるのは当然の事ではありますが、それだけに注力すると思わぬ落とし穴にはまってしまいかねません。入学者の獲得においてはその対象者の心の動きを無視していては結果は出にくいものとなってしまいます。それもあり、強みの対極にあるネガティブ要素の洗い出しが必要となります。
ネガティブ要素の洗い出しが重要な意味を持つ理由
前述の通り、多くの学校は強みとなるポイントの見せ方を工夫する努力をするものですが、実際のところ、ネガティブ要素の改善に力を入れる方が重要となるケースもよくあります。皆さん自身の日々の選択行動を意識すればその理由は明確に分かるはずです。何らかの商品を購入する場合、いくつかの候補が存在するならばそれらの特長について比較をするはずです。そこで決まるなら良いのですが、競合製品は同じ目的で作られているため、決定打となる程の違いが存在しない事もあります。そうなると必然的にネガティブ要素の比較という事になります。私自身が学校について「選ばない理由」と日々お伝えている要素と同様の立ち位置となりますが、良い部分で決められないならば、悪い部分で比較するのは人間行動として当たり前の事です。
学校においてもこれについては理解しているものの、実際に改善アクションに手を付けている学校は想像以上に少ないものです。強みばかりをアピールし続けるだけで弱点は放置している事が多いものです。しかし、その放置という行動が学生獲得の大きな邪魔をしているわけです。
もちろん圧倒的な選ぶ理由が存在する学校であれば、ネガティブ要素を放置していても募集にそれほどの影響がない事はよくあります。しかし、ブランド力が弱い中小規模校などにおいてはこの点が学生募集のキーとなる可能性があります。
ネガティブ要素は最低でも目立たないようにする事
私自身はYouTubeや他のブログ記事でもお伝えしていますが、強みはより目立つように、ネガティブ要素は目立たないようにするという事をお勧めしています。もちろんネガティブ要素がプラスにまで変えられるならばそれに越した事はありませんが、さすがにそこまでもっていくのは簡単な事ではないため、欲張らずに目立たないようにする事を目標としています。目立たなければそれが「選ばない理由」になる可能性は低くなりますのでその分強みが目立つようになります。
参考までにネガティブ要素を目立たないようにする私なりの考え方があります。状況によってどういう手法を使うかは変わってくるのですが、基本的には私自身が提唱する「視点変換法」というものを利用します。この視点変換法のベースはどのようなものにもプラス面とマイナス面が存在するという考えに基づいています。例としてiPhoneは良い商品だが高いなどです。どのようなものもプラス面とマイナス面が表裏一体であると考えています。つまり、ネガティブ要素はこのマイナス面が目立っているわけですので対象者に対してプラスの視点を提供して別の印象を抱いてもらうようにします。ベタな例では学校が不便な立地にあれば自然が多い立地として見せるなどです。
これらの考え方で行けば貴校にあるネガティブ要素を目立たないようにする事が可能です。実際にやってみれば分かりますが、思う以上にこの改善アクションは募集に好影響を与えるはずです。少なくともネガティブ要素を放置する事だけは避けましょう。
◆著書一覧

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