大きな改革だけが学校経営を変えるわけではない
定員割れが続くなど学校経営が危機に瀕している学校にいると、分かりやすい学校改革だけが学校経営を変えるというように考える方がおります。しかし、実際にはそんな事はなく小さな改善の積み重ねでも十分に学校を変える事が可能です。
学生募集の逆転に絶対に必要な要素
学生募集の状況が悪い学校が逆転するためにはどうすれば良いでしょうか?学校の立ち位置によって変わってきますので一概にこれをすれば良いというような単純な話ではありません。しかし、私の中では絶対的に必要な要素というものがあります。
「学校へのニーズ」
これがとにかく重要です。学校の提供する学びにニーズが残されている、あるいは学校自身へのニーズがあるなら募集状況が悪くても逆転する可能性はありますが、反対にこのニーズがなければお手上げです。ニーズがなければ改善を積み重ねたところでニーズがないわけですから募集が良くなる事はないのです。「ニーズは作り出せば良い」と思われるかもしれませんが、状況が最悪なところまで来ている学校がそこまでたどり着けるか?と言えば限りなく厳しいと言わざるを得ないでしょう。
絶対要素が存在すれば大きな改革以外にも方法はある
前述の通り、絶対要素(ここでは「ニーズ」)が残っているならばまだその学校は何とかなる可能性があります。ニーズがあるのに学生が集まらない理由は何か?と言えば、たいていの場合には学校の「見せ方」の問題です。何故なら「ニーズ」があるのに人気がないわけですから、それは学校の良さや魅力が伝わっていないからに他なりません。
なお、ここで理解して頂きたいのは大きな改革ならうまく行くはずというのは幻想であるという事です。時としていきなり大きな改革に取り組む学校もありますが、私の中ではそれは効果的ではないという判断です。理由は簡単で、学生が集まらない理由を放置して新しい改革に取り組むわけですから効果が出たとしてもその効果は限定的となってしまうからです。そのため、むしろ小さい改善の積み重ねから開始する方が結果的には良い流れが生まれやすいと考えています。
行動を促す要素から改善を進める事
小さな改善を積み重ねると言っても、あまりに改善箇所が多すぎてどこから手を付ければ良いか悩まれる方も多いでしょう。そういう時に優先すべき要素は「行動を促す要素」です。行動を促すというのは、例えば資料請求をしたくなる、イベントに申込みたくなるなどの行動に繋がりやすい要素です。
具体的には資料請求を増やす場合には資料請求フォームの改善は必須です。フォームが悪いだけで申込を躊躇する可能性があるわけですから、どのような工夫をすれば資料請求が増えるかを考え改善施策を実施します。さらに資料請求ページにアクセスしてもらうための導線の改善も必要でしょう。この時にやたらと検討に時間をかける方もおりますが、そういうのは時間の無駄です。どんなに考えた施策であってもその想定通りになど物事は運びません。そのため、間違いなく今よりも「ベター」であると感じるならまずはやってみれば良いでしょう。Webなどはすぐに変更できるわけですので効果が見えなければ再度改善施策を模索すれば良いだけです。
対象となる方はそれぞれ考え方が変わりますので万人に当てはまる施策などは存在しません。そのため完璧を目指しても意味がないのです。そのようにして常に改善を繰り返す事でよりベターな状態へと昇華して行く事になります。
行動を促す要素のテコ入れがある程度進んだらそれよりも優先度がやや低い要素に手を付けると良いでしょう。改善に終わりはありません。とにかく手を止めずに進める事が結果として貴校の募集を変える事になるでしょう。
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