年末年始の対応で競合に差をつけよう

今年も残すところあと3週間程度となりました。1年が経つのは本当に早いですね。という事で、今年も恒例の年末年始対応についての記事を書かせて頂きます。この年末年始の工夫や対応次第で競合校に差をつける事ができます。

年末年始の対応ポイントをチェック

年末年始はたいていの学校がお休みとなるわけですが、だからこそいろいろな準備が必要であると言えます。年末年始のほんのちょっとした工夫や努力で出願者が増える可能性があります。まずは手を抜かずにしっかりと以下のポイントを理解し行動に移すようにして下さい。

  • 年末年始の案内はポイントをおさえて出す
    年末年始の案内を出す際に必須の情報はどのようなものがあるでしょうか?言うまでもなく、年末年始の休校期間です。これを出す時は必ず曜日もセットで記載するようにして下さい。日付よりも曜日で予定を立てる方も多くいます。
    これに加えて欠かせないのが次のポイントです。年内の資料発送はいつまで(例:12月25日(月)13時までに到着した資料請求は年内発送など)が対象となるかを明確にしましょう。良く日付しか書いていないケースがありますが、これだと何時までなら大丈夫か分からない上にその日の夜に資料請求した方はいつまで経っても年内に届かないという事もありかえって不満要素となってしまいます。
    これとあわせて年始はいつからどういう手順で発送するかもきちんと記載しておきましょう。資料請求数が多い所は請求日によって発送日が変わる旨を書いておきましょう。そうしないと年始初日に必ず発送してもらえると勘違いする方も出てしまいます。この辺は少し遅めに書いておけば、それよりも前に届いた時にはむしろ喜んでもらえます。
  • 年内に資料セットは用意しておく
    この点についてはどの学校も例年行っていると思いますが、年末年始の資料発送については年始にどれくらい競合校よりも早く請求者に届けるかが大きなポイントとなってきます。実際の私の経験でも「最初に資料が届いたのでこちらに出願しました」と言われた事があります。実際にはそんなケースは少ないと思いますが、それでもスピーディーに届けるという事はそれだけその請求者に対して真剣に向き合っている印象を与えます。
  • 資料請求の経路で送付手段を変えるのもあり
    ここで言う資料請求の経路というのは、学校公式サイトの資料請求フォームからの資料請求者(直接請求者)と、進学媒体等の一括資料請求者(間接請求者)を指します。大量の資料請求がある時にもし優先順位をつけて資料を送付するとなれば、学校への関心が強い方を優先するというのも一つの考え方です。
    学校の公式サイト経由の資料請求と言う事は少なくとも進学媒体の一括請求者よりも貴校への興味が高い可能性があります。もちろん必ずしもそうではないものの、進学媒体の場合、資料請求数を稼ぐために「〇校以上の資料請求をした場合には〇〇プレゼント」などのキャンペーンを行っている事もあり、それを目的とした意味のない資料請求者が出る可能性も0ではありません。しかし、学校公式サイト経由であれば間違いなく学校への関心がある方であるのは間違いないのです。
    そのため年末年始の資料請求者への資料発送において、学校への直接請求者のみは「速達」で送るというのも一つの手です。速達というのはとてもメリットがあるもので、何よりも「早く資料を届けたい」という気持ちが伝わる手法であると言えるでしょう。この点は私自身クライアントにお勧めしている手法の一つです。

好意を持ってもらうためには他にも出来る事はある

上記に書いた事を「きちんと目的を理解して」行うだけでも何らかの効果が期待できますが、年末年始の資料発送だけを取っても他にもまだ効果的な手法があります。これは私のファン化戦略の一つでもあるのですがブログではクライアントとの差別化のためにも内容を書く事は控えます。募集の厳しい学校で一人でも多くの出願者を獲得したい学校にとってはその可能性を底上げする方法となっています。

もちろんこの時期はもうほとんどの方が進学先を決めていますので、今から出願先を決める方というのは本当に一握りであると思います。それでも、何も考えずに資料を普段通りに送るよりも確実に効果のある事であるのは確かです。ギリギリまで諦めずに、今の学校でもできる事については貪欲に試してみると良いでしょう。

年末年始案内を出す意味とは?

年末年始の案内を出す意味は、今回のように資料請求についての事務的な話をする事だけが目的ではありません。年内で言えば年内イベントへの誘導が目的としてあるのです。そのため、年内のイベント誘導にまだ余裕がある時期に出す事で「これに出ないと次のイベントは来年になってしまう」という事を意識づける事が出来ます。学校としては一日も早いイベントに参加してほしいわけですのでこの点を意識した文言も含むと良いでしょう。

具体的にいつ頃告知を出すべきかについては早すぎても気持ちが休みモードになってしまいますし、遅すぎても効果が下がります。学校のイベントスケジュールなども踏まえた上で年末年始案内を出す時期を考えるようにしましょう。 

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