資料請求を増やすだけなら難しくはない
学生募集の状況が悪い場合には何とかしたいと思うのは当然です。その改善策としてはいろいろな施策が考えられますが、資料請求数を増やすという事もその一つと言えるでしょう。現実の話として資料請求数を増やすだけであれば、募集改善策の中でも比較的難しくないものであると言えます。
資料請求数はテクニカルな手法で何とかなる
最初に書いておきますと、資料請求数を増やす…という一点に絞ればシンプルな手法で達成が可能です。しかも、それほどのコストも必要ありません。誰にでも思いつく方法としては以下の手段が考えられるでしょう。
- 広告出稿量を増やす
広報予算さえあればどの学校でもできるのがこの対策です。広告による露出が増える事で貴校を知る方は増え、自ずと資料請求が増える…かもしれません。ただし、これはどの学校にもできるとは言い難い施策です。募集が厳しい学校はそもそも広報予算に限りがあり、広告を減らす選択肢はあっても、増やす選択肢は取りたくても取れないのが現実でしょう。
ではどういう方法が良いのでしょうか?これについての考え方は極めてシンプルです。
- 資料請求を負担に感じないようにする。
- 資料請求をしたくなる施策を取る。
- 資料請求ページにアクセスしたくなるような施策を取る。
正直言えば、この考え方を理解して施策を実行すればどの学校でも短期間で資料請求数を増やせます。当然の事ながら、全くニーズがない学校の場合にはそもそも難しいわけですのでこれらの施策を取ったとしても限界があります。今回の話では、公式サイトへのアクセスはそこそこあるが資料請求に結び付いていないという学校の場合のケースです。
具体的な手法は誰でも読めるブログでは書けないのですが(クライアントにしか教えていません)、ヒントであればこちらで紹介可能です。
資料請求を負担に感じないようにするというのは、いわゆるEFO(エントリーフォーム最適化)であり、フォームからの離脱を減らすものです。今あるフォームで資料請求が少ないなら真っ先に見直すべきはフォームそのものであるという事です。
資料請求をしたくなる施策というのは、資料請求をする事でのメリットがあれば(あるいは作れば)効果が変わってくる事になります。
そして、何気に軽んじられていると感じるのが最後の「資料請求ページにアクセスしたくなるような施策」です。どんなにフォームの内容を改善したとしても、そのフォームへのアクセスがなければ意味はありません。そのため、フォームの改善と合わせてそのフォームへ自然とアクセスしたくなるような施策をとる事が重要です。これらの3つの改善をする事でテクニカル的には資料請求は確実に増やせる事になります。
最重要は点ではなく線であるという事を理解する
資料請求を増やす事についてはそれほど難しい事ではないのですが、募集で大切なのは実際にはそこではありません。もちろん「資料請求」という「点」で考えた場合にはそれも大切ですが、募集では一連の「線」が重要です。
資料請求をしてくれたとしても資料の内容に満足しなければその先には進みません。さらに資料に満足したとしても、その先のイベントで満足しなければその先には進みません。そういう意味でも最終的に重要なのは個別の要素ではなく連動した施策という事になるのです。
私は最近この点と線についていろいろと発信していますが、この事を理解して広報施策を行えばたいていの学校では少なくともプラスの効果が出てくる事になります。いずれの点においても、その効果を上げる施策は意外とシンプルな手法で解決できます。
但し、線を理解した改善でなければそれらの効果を底上げする事は難しいものです。募集の本質を理解し、各ポイントにおける改善施策を考えるようにしましょう。
具体的にやれる事は学校の状況によって変わってきます。貴校において上記を達成するために何ができるか?まずはそこを検討する事から取り組む事をお勧め致します。
◆著書一覧

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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