ブランディングを侮ってはいけない
最近は学校だけでなくクラウドソーシングのランサーズを通じて一般企業のお手伝いをさせて頂く事もあるのですが、ここ最近強く感じるのがブランディングを軽んじているところが意外と多いという事です。ブランディングは面倒なので手っ取り早く結果を出す方法を教えてほしいと言われると本当に困ります。
楽をしようとしても困ります
「すぐに結果を出せるアドバイスが欲しい」
たまにあるのがこの要望です。かなり前の事例ではありますが、ある企業が広告を出すでもなく、公式サイトのみ運営をしておりSNSなども一切行っていませんでした。しかし、だからと言ってSEOにおいてはビッグキーワードでの上位は一切なくロングテールSEOだけで勝負している企業でした。確かにロングテールSEOではある程度の集客は出来ていたのですが、そのほとんどのキーワードの組み合わせが商材へのニーズとはかなり遠いものでした。それもあり、集客数に比べてコンバージョン数が著しく低いのです。SEOをやっている方なら分かると思いますが、ずれたキーワードでのアクセスがいくら増えても、商材へのコンバージョンにはなかなかつながらないものです。
さらに言えば、公式サイト内のコンテンツもロングテールSEOを意識するばかりにテキストが冗長となっており、実際のところかなり読みづらい「読みもの」となっていました。それらの記事から商材への導線も当然ながらあるのですが、かなり強引に盛り込んでいる事もあり前後の文章とのつながりも希薄になっていました。
予算がないなら予算0でもできる事で認知度を上げるべき
広報予算が少ないケースは学校でも良くある事ですから、広告が出せないなら出せないで仕方がないと思います。しかし、だからと言って何もできないわけでもありません。それこそソーシャルメディアは多くの事がコスト0円でできますし、YouTubeのチャンネル運営などもある程度の知識があればこれもまた予算0円で運営可能です。
どうしても公式サイトについてはその更新性なども含めて向いていない部分もありますので、それら外部のツールもあわせて利用する事ができれば効果は上がる事になります。そして、それらのツールがブランディングの手助けをする事となります。
なお、ブランディングの際に気を付ける事があります。それは、業界やサービスが既に認知されているかどうかという事です。例として「英会話スクール」であれば既に業界として知られていますのでブランディングするとなると学校を知ってもらうための活動からで問題ないわけですが、ニッチなサービスの場合には話が変わってきます。そもそもそういうサービスを知らない方がほとんどなのですから、企業サービスのブランディングの前に、そのサービス自体のブランディングも必要となってくるのです。これを理解しておかないとせっかくのブランディング活動も効果が著しく下がる事になります。
なぜ、そのサービスが必要なのか?という事を理解して頂いた上で会社のサービスをアピールする事ではじめて成果が増えてくるのです。
ブランディングは一朝一夕では完成しない
ブランディングというのは実際に行った方であれば分かると思いますが、たいていは1日や短期間でできる事ではありません。それこそ何年もかかる事も普通にあります。だからこそ面倒がって、そこを飛ばしたがる方がいるのも理解できない事ではありません。しかし、ブランディングなしでの広報活動の成果は、ブランディングが出来ている上での広報活動とは雲泥の差となります。
ブランディングの効果がいつ出るか分からないからこそ早い段階で始めるべきなのです。ブランディングを行いつつ、今までもやっていたような広報活動もあわせて続けるのです。そういう事を続けていく内にいずれはブランディングの効果を実感する時が来るはずです。
何らかの形で認識してもらう事ができれば、商品やサービスへの興味もひきやすくなります。時間をかけてでもやるべき事がブランディングなのです。これは一般企業も学校も変わりません。
まずは「何で」ブランディングするかを話し合い、「どうやって」ブランディングを実行するのかを決めると良いでしょう。
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