募集が厳しい専門学校の公式サイトによくある傾向

募集が厳しい専門学校の公式サイトには共通の”好ましくない”傾向が見て取れる事があります。今回はその傾向についてご紹介いたします。もしここで紹介するポイントに少しでも心当たりがある場合にはすぐに改善するようにして下さい。

募集が厳しい学校によくあるマイナスポイント

  • 学科説明が抽象的である
    学校を選択する上でのキーとなる学科説明部分が抽象的過ぎるケースがあります。当たり障りのない内容に終始し他校との違いも全く分からないなど、その学校を選ぶ理由が皆目見つからないという状態です。その学校で学ぶ自分の姿も想像できないため出願に至る可能性は低くなります。学びが明確に見えない学校には出願はしません。
  • 学校の最新情報の更新がほとんどない
    公式サイトにおける新着情報の発信が少ない学校は要注意です。ニュースの更新がないという事は対象者にとって知らせるような話題がない事を意味していますので、そのような動きの見えない学校に出願する理由はない事になります。学校広報は学校のリアルな「今」を見てもらう必要があります。学校の主要なアピールの場である公式サイトに動きがないのでは魅力を感じる事はないでしょう。
  • オープンキャンパスの開催報告がない
    必須のコンテンツというわけではないものの、オープンキャンパスにもし人が集まっていれば学校に人気がある事を示すために開催報告は率先して発信されるはずの情報です。開催報告がないという事はイベントに人が集まっていないという事を示唆しており人気のない学校である事の証明になりかねません。写真のアングルなどもよく考えて開催報告を積極的に行うようにしましょう。
  • イベント内容がつまらない
    募集が厳しい小規模の専門学校の場合、どうしても大規模校のイベントに比べると実施内容はこじんまりとしたものになってしまいます。しかし、規模が小さいイベントだからと言って全てのイベントがつまらないわけではありません。工夫次第で興味を持ってもらえるイベントにする事は可能です。毎年のように焼き直しのイベントを形式的にやるのではなく小規模だからこそできる面白いチャレンジをしてみる事をお勧め致します。
  • Webサイトで使用するバナーデザインのギャップが激しい
    昨今は専門学校のWebサイトもデザインがかなり洗練されてきましたが、それでも予算の少ない学校の場合には、サイト制作時こそデザイナーにきちんと作ってもらっているもののその後の更新は学内というケースがよくあります。その場合、使用しているバナーデザインの「質」にかなりの開きが出てしまい安っぽい印象を与える事になってしまいます。安っぽいバナーはそのまま質の低い教育と言う印象を与えかねません。そういう悪いイメージをなるべく避けるために、Googleの画像検索で「バナー サンプル」等のキーワードで検索しプロのデザインからヒントを得てバナーを作る事をお勧め致します。学内でバナーを作るにしましても、プロのデザインを参考にしてバナーデザインを作る癖をつけるようにすれば、学校公式サイトのデザインの質も底上げされる事になります。
  • 学校に入る理由がない
    私自身も重視する「学校が選ばれる理由」や「学校の強み」コンテンツにおいて、入学する理由が見つからないケースもよくあります。学校としては「売り」として紹介しているのかもしれませんが、実際の所は当たり前の事しか書いていない事も多く入学する理由がないと感じる事もしばしばです。これらのコンテンツは読まれる事も多いため、気に入ってもらえれば出願に近づくキラーコンテンツの一つと私自身は位置付けています。いわゆる「どうでも良いアピール」になっている事も多いため優先的に見直すべきポイントでしょう。もし「面倒見が良い」などがそこにあるならばその学校は要注意です。この点について「なぜこれが悪いのか?」と感じたなら貴校の募集は今後益々厳しくなるでしょう。私から言わせれば「面倒見が悪い」事を認める学校などほぼ存在しないはずなのです。つまり、全学校共通の当たり前の事をアピールしている事に他ならないのです。
  • 導線が悪い
    資料請求やイベント申し込みが少ない場合にはそれ単体で考えている可能性があります。実際にはそれを申し込もうという気持ちを醸成してからでないと当然ながらこれらの数値は上がりません。申し込みフォームへの導線においてその気持ちを盛り上げる事が出来ているかがポイントとなります。何の納得もせずに申し込みに誘導しても効果は上がりません。どうすればそういう気持ちを作りだせるかも考えるようにしましょう。

ここで紹介した事は一例に過ぎません。これ以外にも募集が上手くいっていない専門学校の公式サイトによくある傾向と言うのはいろいろとあります。募集が上手くいかないのは仕方がないと諦めるのではなく、きちんと学校を伝えるためにできる努力は惜しまずにやっていきましょう。

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