学校コンサルタントに依頼する時に確認すべき事

私自身、学生募集アドバイザーとして学校へのコンサルティングを行っておりますが、そういう仕事柄、学校コンサルタントに依頼した学校の話を聞くこともあります。学校コンサルタントである私自身の視点から、学校コンサルタントへの依頼を検討している学校が気を付けるべきポイントについてご紹介したいと思います。

学校コンサルタントに依頼する時に確認すべき事

  • 誰がコンサルティングをしてくれるのか?
    学校コンサルタントとは言ってもそのバックボーンは様々です。学校広報を経験した事がある方、一般企業広報の経験者、財務に強い銀行系コンサルタント、大学から新卒でコンサルティング企業に入社した方、その他様々であると思います。また依頼した場合の介入方法として一人でサポートをしてくれるケースや複数人でサポートするケースなど予算や学校規模に応じて様々なパターンがあります。それもあり、「著名なコンサル会社だから問題なし」という事にはなりません。最終的には貴校に合う合わないという視点もありますので、依頼する際にははっきりとどういうバックボーンのコンサルタントが契約後にサポートをしてくれるのかを確認するべきでしょう。
  • どういうスタイルでコンサルティングをしてくれるのか?
    多くの場合、コンサルタントは訪問形式でのコンサルティングとなります。この点で言えば私のようなメールコンサルティングのみという形はかなり珍しいと自分でも考えています。ただ、ここで脊髄反射的に訪問コンサルティングだから効果が高くて、メールコンサルティングだから効果が低いなどとは考えないで頂きたいと考えています。むしろ訪問コンサル以上のアドバイス量であると自負していますし、最終的な結果は貴校がどこまで理解して行動を起こすかにかかってきます。そういう意味ではいずれの形式でも結果は出ると考えるべきでしょう。
  • 料金体系
    特に予算が厳しい学校にとってはここが大きな問題でしょう。コンサルタントに依頼をしたくても高額では依頼できないと考えると思いますし、実際のところコンサルタントは高額なケースが多くあります。但し、募集結果に応じて歩合に近い料金設定をしているところもあるため、一律高額という事でもありません。たいていはコンサルティング会社の公式サイトでは料金は提示していない(希望のサポート内容が分からないので提示できない)ため、気になる会社には問い合わせるしかありません。私のようにサポート料金をほぼそのまま公開しているところはむしろ珍しいでしょう。
  • 契約期間及び解約時の事
    ここは特に問題となる事が多いポイントです。コンサル会社の場合、その多くは一定期間のコンサル契約となる事が多いものです。例として2年契約などの期間の決め事があるなどです。おそらくこれがコンサル契約の一番のネックであると思いますが、これはもう仕方がない事であると思います。ノウハウというものは短期間で効果を出すというよりもある程度施策を重ねて効果を積み上げていきますのでその結果が出る期間(及びコンサル会社自身の利益)を考えると当然ながらある程度長期の契約となるのは仕方がないでしょう。そんな私は毎月末に次月自動更新と言う形をとっており、1か月単位での解約が出来るようにしています。この理由はシンプルで、クライアントがやめたいと思っているのに契約期間が理由で契約を継続するのは自分としても不本意であるという考えです。必要とされていない学校から報酬を頂いてサポートを続けるなど私にはできません。これは私のプライドです(現実にはクライアントの半数以上が5年以上契約を続けています)。
    そして問題は解約時の扱いです。契約期間満了での解約なら問題はないのですが、前述の通り「もうこの会社とはつきあいたくない」というケースも出てくるはずです。コンサルが入るという事は少なからずストレスも増えますし、様々なケースで中途解約を希望する事もあるでしょう。その場合に違約金がどうなるかを最初に確認しておく必要があります。残存期間全額必須というケースもありますので貴重な学校の予算を無駄にしないようにしましょう。
  • 何をやってくれるのか?
    コンサルのスタイルについてではなく、実際にどういうコンサルティングをしてくれるのかという話です。実際のところ、コンサルタントは高額な報酬であっても試す事はたいていはできません。それもあり、実際に契約したところ、思っていたのと違うという事も珍しくないのです。それこそ予算を湯水の如く使うような施策ばかり提案してくるところもあります。契約時に最初の1か月は違約金なしで解約可能などのオプションなどがあれば良いのですが、コンサル会社にとっては嬉しい条件ではないためよく相談してみると良いでしょう。そんな私はと言えば、私のコンサルの形がそのまま体験できる無料会員プランを用意しています。契約後もほぼこのままのスタンスでサポートをしますので、無料会員プランで合うと思えば契約しても問題はありません。もし途中で「やっぱり合わない」と考えても月単位で解約できますので心配はありません。なお、無料会員プランを受けずに契約したいという場合にも必ず無料会員プランを体験して頂いています。それもあり、私のクライアントはサポート内容やシステムを理解した上で皆さんご契約をして頂いています。
  • コンサル依頼の心構えについて
    学校コンサルタントに依頼するというのは思うほど気楽なものではありません。それこそいきなり知らない人からいろいろな指図を受ける事になりますし、訪問コンサルの場合には時として見張られているように感じる事もあるでしょう。メールコンサルティングであってもそういう意識になる方はたまにいますので、慣れるまではストレスを感じるはずです。学校に限りませんがそれまでの「自分のペース」で一日を送れないというのは結構きついはずです。しかしそれも施策がうまく動き出せば楽しくなり受け入れられるはずです。学校の募集が厳しいと言う事は経営が厳しいという事でもあります。コンサルによるストレスと学校がなくなるかもしれないストレスを天秤にかければどうするべきであるかの答えは自ずと出てくるでしょう。少なくとも学校に変化を入れるというのは悪い事ではありません。それでもコンサルタントを入れれば大丈夫という過信も禁物です。結果が出るかどうかは最終的には学校教職員の努力次第であると思います。

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